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ソニー VAIO SVP132A1CN のストレージ容量アップの為、SSD換装をご依頼いただきました。

土岐市の企業様よりモバイル用のノートパソコン SONY VAIO SVP132A1CNのSSD換装作業のご依頼をいただきました。

小型のノートパソコンで当時は珍しい M.2 SSDを搭載していますがストレージ容量が128GBと小さ目で、だいぶ限界に達していた様子。

分解をしてみると中身は東芝のM.2 SSD(2280)が搭載されていました。これを1TBのM.2 SSDに換装させます。

まずは複製(クローン)作業を行うのですが、接続にはエンクロージャーと呼ばれる変換アダプタを用いて行います。

今回はシリコンパワーのSSDを用いて換装します。

複製ソフト(クローニングソフト)はメーカーによって提供されているものと、提供されていないものがありますが、無料で使用できるものもインターネット上で配布されています。本格的なクローンには有料版がおすすめですが、無料でもできるものはできます。

今回は、EaseUS Todo Backup を使用していますが、他社ソフトでもクローンは可能です。

クローン作業が完了しましたので、取替を行います。取替作業は比較的簡単かと思いますが、基盤がむきだしですので注意して行ってください。

一般的にはこのように取付を行いますが、M.2 SSDは特に熱を持ちますので、効率的に使用できるよう細工を行います。

使用するのは、こちらの冷却パッド。チューインガムのように薄型のもので、張るだけで放熱効率がぐんとアップします。デスクトップの場合は、この上にさらにヒートシンクを取り付けるなどすることもあります。

こんな感じで表裏両面ともに冷却パッドを貼っています。見えない所ですが、大切な顧客のパソコンが長く安心してお使いいただけるよう、こだわるところもあります。そういった意味で、作業費は少し高めかもしれません。

インターネットからのお問い合わせでは、特に価格面でマッチングしないケースがほとんどです。1円でも安く作業費を抑えたいのでしたら他でご依頼頂くと良いと思います。

 

修理業とは誰が直しても同じなんてことはありません。こうした場所にこそ、差が出るという事を知ってほしいです。ほか、簡易的な内部清掃も行っています。

パーティションの調整もして、ぐんとストレージ容量が拡大されました。これで安心です。その後、ディスクの最適化(デフラグ)を行い、システムの復元設定を再設定します。何度か再起動、シャットダウンを繰り返して動作検証をしたら、お客様へご返却となります。

今回使用した部品

エンクロージャーは、写真のものよりも下記のものが便利です。静電気対策のため、手袋をしましょう。ネジ穴をつぶさないようにメーカー物のドライバーを使いましょう。