2017年にも一度修理対応させて頂きましたお客様より、再度デル エイリアンウェア X51 R2の修理ご依頼が舞い込んでまりました。
『電源は入るけど、ファンが回るだけでOSが一向に起動しないどころかモニターに何も表示されません。電源ボタンを一回押すと、ストーンとすぐに落ちます。」という状況。
グラフィックボードが故障しているとなると高額修理になるので、どうしようかこちらも悩むところですが、今回は内部清掃、放電、メモリの抜き差しで直りました。
▼過去のブログはこちら
(この機種、すでに4件以上の修理実績があります、宅配修理につきましては、以下過去ブログ記事もご覧ください。)
https://www.pcs-toki.com/20191125/
https://www.pcs-toki.com/dellx51r2/
https://www.pcs-toki.com/dellx51r2-2/
https://www.pcs-toki.com/dellx51r2-3/
まずは症状を確認します。
ご依頼主様からの状況は、メールと、LINE公式アカウントから伺っておりましたが、まずは実際にどのような状況か症状を確認してみます。
診断を行う為、本体を開梱していきます。
症状を確認したら、内部状況を確認してみます。主に電源系、ホコリの状況やファン類、ディスク類、グラフィックボードなどの様子をみて行きます。
この機種は省スペースタワー本体に大型グラフィックボードを搭載させる為、電源ユニットが電源アダプターに格納されています。
本体の2/3を占めるグラフィックボード。
構造のギミックが多い為、取り外すのに割と手間がかかります。
今回使用した道具類(参考)
コイン電池は1年に1回交換しても良い機種かもしれません。どうにも消耗が速いように感じました。今回はDIYでコイン電池を交換しましたが、CR2032用2pinホルダーなる部品もありますので、これを使用した方が移行の作業は便利です。
空気が乾燥する季節がやって参りました。分解作業には静電気対策をしっかりとしましょう。電動ドライバーは気を抜くとネジ山を潰す結果となります。十分に注意して使うか、メーカー物のドライバーを用いる方がベターです。