土岐市の企業様より「事務用デスクトップPCの動作が遅い」とのことで、SSD換装を行わせて頂きました。作業は数分で終わるものではなく、最低でも2,3時間かかりますので最近は現地に長居をして作業をすることはほとんどありません。
コロナウィルス感染拡大防止の為もありますが、作業を間違いなく行う為に引き上げ作業にてお預かりさせて頂くケースがほとんどです。
作業と合わせて、約7,8年間溜めつづけたホコリを取り除きます。
まずは簡単に外観を掃除機できれいにしていきます。
外観からこれだけのホコリが溜まっているという事は、内部はもっとすごい状況です。
フロントカバーを外すと、吸気面にはびっしりホコリが!
これでは夏の暑い日にはオーバーヒートしてしまうかもしれなかったです。
CPUファンがなく、ヒートシンクのみのタイプでしたので思ったほど内部にはホコリが溜まっていませんでした。(それなりには入ってましたが)
併せてCPUグリスの状況をチェックします。
さすがに経年劣化でグリスが換装して効果を発揮していません。
基盤内のCMOS電池も残り少し。これも取り替えます。
古いグリスを、キムワイプに無水エタノールをしみこませて丁寧にふき取っていきます。無水エタノール、まだまだ金額が高いですね。コロナウィルスの影響で価格が吊り上がってます。
清掃が完了しましたので、SSD換装の為、クローン作業を行っていきます。作業は当ブログでも何度もご紹介しておりますので割愛しますが、サムスン社製SSDを用いておりますので、メーカー提供のデータミグレーションソフトを用いて複製をとります。
複製が終わりましたら、いったんシャットダウンを行います。
内臓ハードディスクを取り外し、SSDと入れ替えます。部品サイズが違いますので写真のように、2.5インチSSDを3.5インチハードディスクマウントに変換するよう、変換ブラケットを使用します。
きっちりと格納できました。
部品を元に戻して起動テスト。
無事に起動し、動作も素晴らしく軽快になりました。もともと基本性能が良いですのでボトルネックになっていたHDDがSSDに替わるだけ別機械のような体感です。
これが、7,8年前のパソコンだとは思いませんね。お客様にも感動をして頂きました。