【7年前のWindows7の動作が遅い】
ホームページをご覧いただいた土岐市妻木町のお客様より、パソコン動作のスピードアップのご依頼を頂きました。
機種は富士通FMV DESK POWER FG60というパネルトップ型のパソコン。32ビットOSでメモリ増設は見込めない為、SSD換装+不要ソフト削除+内部清掃の3セットを行わせていただきました。
しっかしパネルトップの分解はネジが多くて大変!
結果、立ち上がりからインターネット閲覧、アプリ切り替えなど見違えるように速くなり「サポート終了までまだ使えるな~」という状況になりました。
いまやパソコンも安く買えてしまう時代なので、費用的にお買い換えをご提案致しますが、出来るだけ費用をかけずに、使い慣れたパソコンを長く使いたいというニーズもあります。
まずは、サムスン社製のSSDにデータをクローニング(複製)します。USB2.0でしたのでコピーまでに4時間ほどかかりました。
続いてパネルトップの分解となります。まずは足から外す必要があります。
台座を外して、足カバーを外します。
足を外すとこんな感じです。
途中、CPUファンのダクトにアクセスしますので、掃除機でホコリを吸引しておきます。
本体カバーを外します。とにかくビスが多いのと、カバーが固くて大変。自動車用の内張はがしをつかって慎重に剥がします。
鉄製のカバー裏にもホコリがいっぱい。こんな部分にまでホコリが入り込むんですね。
ファンにもホコリがびっしり。
どちらも掃除機で吸って綺麗にします。エアダスターも併用して隅々までホコリを取り除きます。
きれいさっぱり!
これだけでも放熱効率があがり、動作も早くなるかと。
こちらが基盤内部です。
中央に見えるのがハードディスク、シーゲート社製でした。内臓ハードディスクを取り外し、SSDを取り付けてもとに戻します。
今回使用しました工具など
立派な電動ドライバーは必要ないかと思います。USBで充電ができるZENKEのものがリーズナブルでだいぶパワフルでお気に入りです。LEDライトも付いている!
分解作業には静電気は大敵です。必ず静電気防止手袋やエンジニアマットを利用しましょう。ビスも安い工具をつかっていると、割と大事な局面でネジ山をつぶしてしまったりします。個人的には、ベッセル社のものが精密で使い易いと感じました。
取り外したネジも専用ケースに入れておけば、どれがどこのネジか覚えやすいです。
SSDは好き好きもありますが、個人的にはサムスン社製がお気に入りです。クローニングソフトが便利ですし、バンドルDVDが付いていて助かります。もし、USB-SATAアダプタを接続してSSDを認識しない時がありましたら、サムスンのクローニングソフトの最新バージョンで試すと正常に認識します。