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可児市のお客様よりマウスコンピューターLM-IH310B デスクトップパソコンの内部清掃を行わせて頂きました。

可児市のお客様より「パソコンが急に電源が切れる」とのこと持込修理のご依頼をいただきました。

 

本体内部を拝見させていただくと、、、内部にはホコリでびっしり!ファンの音が煩かったり、熱風が出て動きも遅いだけでなく、放熱不良による強制シャットダウンかもしれません。

 

今回は、内部清掃と合わせて劣化してカピカピに乾いたCPUグリスの再塗布、リチウム電池の交換も予防措置として行わせて頂きました。特に仕事で使うパソコンでは、こうしたメンテナンスも欠かせません!

ビフォー:清掃前の本体内部

所々にほこりがみっしり。エアダスターで吹くとものすっごいホコリが宙に舞います。掃除機やハタキを持って、マスクをして清掃に取り掛かります。

アフター:清掃後の本体内部

清掃前のCPUファン、ヒートシンク

清掃前のCPUグリス(カッピカピに乾いてます)

清掃後、無水エタノールで拭き取ったCPUグリス

劣化して乾いたCPUグリス

購入後5,6年のうちに一度もメンテしていないと、グリスが劣化してこのようにカピカピの状態になります。これではCPUから発せられた熱をファンやヒートシンクを伝って逃がすことが効率的に行えません。最悪オーバーヒート(最近のPCはCPU側で強制的にシャットダウンさせる)してしまう恐れもあります。『突然電源が切れる』原因の一つです。

 

米粒大のシリコングリスを塗って、再塗布しました。

無水エタノールで古いグリスを拭き取ります。その後、新らしいシリコングリスをCPUに米粒大塗っておきます。ネジを閉めれば均一に広がりますので安心です。

今回使用した道具

日々良く使う道具となりますが、エアダスターは「中から外」が鉄則です。掃除機で吸いながらエアーでほこりを飛ばしますのでマスクをしていつも作業しています。

 

精密機械ですので、静電気防止手袋もお忘れなく。

無水エタノールは大変万能なもので、パソコンや家電の汚れを取り除いたり、不要なグリスを拭き取ったり、画面の清掃などなど一つあると便利です。その際、ティッシュペーパーでは紙くずがでますので、工業製品となる拭き取り紙「キムワイプ」を用います。とても上部で汚れも拭き取りやすく、くずも出にくいです。

 

シリコングリスは、アイネックス社のシルバーグリスを使用しています。価格は高めですがやはり安心のグリスがベストです。