ホームページをご覧になったお客様より『仕事で使っているeMacが起動しない!大事なデータがあるから取り出してほしい』とご用命を受けて出張対応致しました。
まずeMacと言うと、ご存じの通り上の写真のような形です。
いったい、どうやって分解するんだ??
という疑問もあるかと思いますが、モニタ背面を開けるには意外と楽です。
但し、T10のヘクスレンチが必須!
あとは+ドライバーがあれば大丈夫です。
開梱までは意外に楽で(※作業に慣れている人にとっては)
モニタ周辺のネジをT10のヘクスレンチではずし、本体下側のネジを+ドライバーで外していきます。写真↑のシルバーのプレートを外すとメモリ増設ができるようになっています。
eMac外装外れました。
なんという精密感!!
にしてもまぁ、すごい密度で部品が敷き詰められています。
どうりで重たいわけだなぁ。。。。
それと合わせてすごいホコリ。
長年使われた為か、意外と入り込んでいるんですね。
お客様から掃除機をお借りしてササっと取り除きました。
分解の手順は正直メモしきれませんので悪しからず。
それだけネジとユニットが多くて作業に没頭してしまいました。
モニタ後方にある光学ドライブのユニットを外すと、IED接続のハードディスクが見つかります。ここまでの作業で約1時間かかりました。
やはりMacはMacでないとデータ認識しない。
IDE接続からUSB接続に変換できる市販のアダプターを用いて、まずは大事なデータを救出します。最初はお客様のWindows端末に接続をしましたがハードディスクのフォーマットを要求されデータが閲覧できませんでした。
やはり、MacにはMacのフォーマットがあるのです。
今回は、持参したMac book Pro 2014を用いてデータ救出を行いました。
ハードディスクには問題がなかったため、接続をするとデスクトップに
ハードディスクが表示されデータがえつらんできました。
作業時間:約1時間(取出し)約1.5時間(データ移行)
作業費用:2万円
この作業で使用した工具など
まずヘクスローレンチがないと開梱は出来ませんので、これは必須です。
取り出したハードディスクは、IDE接続でしたのでこれをUSBに変換させるアダプタを使用します。僕はグリーンハウスのものを使用しましたが他社のものでも良いと思います。IDEはあまり早い転送速度のものではないので、別段USB3.0対応してなくても良いと思います。
作業として静電気対策と合わせて、手に傷を負ったりしないよう手袋をしましょう。
僕はトラスコ中山さんのを常備2枚持っています。
だいたい10回くらいこうした作業をすると、真っ黒になって洗濯をします。するとやはり買い替えになりますので消耗品ですね。
お客様の作業スペースを汚さないよう、エンジニアマットを引くのはマナーです。
内張りはがしや、ドライバーはお好きなもので良いと思います。
今回の作業には、精密+ドライバーと通常サイズの+ドライバーを使いました。