モニタと本体が一体のパネルトップを分解します。
23型液晶と一体となり、モニタ背面にマザーボードを格納するパネルトップパソコンです。
この手の機種の多くは開梱までにビスの数が多かったり、特殊な工具がいるなど作業に大変な傾向にありますが、さすが富士通さん。
分解方法が比較的分かり易いように考慮されていました。
まずは他社の作成したムービーですが、とても分かり易いのでご覧ください。
ムービーを参考にしながら分解までに30分くらいかかりました。
しかしネジの数は、タワー型に比べて圧倒的に多いです。
紛失しないように、整理して注意しながら行ってくださいね。
いざ、本体を開梱します。
パネル背面の黒いカバーを外すと、いよいよマザーボードのお出ましです。
取外しのビスには→のマークが記載されていて親切です。静電気に注意しながら作業してください。
マザーボードの丸見えです。ここまでくればもう大丈夫でしょう。
写真中央に3.5インチのSATA接続ハードディスクがあります。
メモリは写真左側。増設はここまでしなくてもできますよ。
スロット2つあり標準で4GBが1枚、最大8GBまで搭載可能です。
ハードディスクを取り出す際、右にある白い部品(フェライト?)がじゃまになります。一時避けておくとハードディスクが取り出せます。
ハードディスクと取り出しました。
今回は2.5インチのサムスン製SSDを取り付けます。
従来のハードディスクマウントを利用しますので、2.5インチ⇒3.5インチにできるトランセンド社のステーを使用しました。
当然ですがきっちりはまっています。
SSDはクローニングソフトが付属するもの(最近はメーカーサイトよりダウンロード)が便利です。大体のSSDメーカーはバンドルされていますが、個人的にサムスンかトランセンドのものがお気に入り。(価格重視ならクルーシャルもあり)
3.5インチのハードディスクを取り外して、2.5インチのSSDに換装させる場合、2.5⇒3.5インチ用のマウントが必要です。(ビス止めや強力な両面テープなどでどうにかなってしまう場合もあったりしますが)トランセンド社製のSSDには2.5インチマウントが同梱されていますが、今回のサムスン社製SSDだけでなく大体のメーカーにはマウントが付属していません。別途オウルテック社の2.5インチハードディスク用マウントを購入します。
裏カバーの取外しには、大き目のプラスドライバーが便利。精密ドライバーだけでは力が足りず大変です。ハードディスク取外し、取付の際は精密プラスドライバーがあると便利。どちらの作業も100均で売っているようなものではなく、しっかりとしたメーカーものを使いましょう。ネジ山を潰したら余計に大変です。
ほか、パソコン基板に静電気が流れてしまい電源が入らなくなるといった最悪なケースもあります。静電気対策はしっかりと行いましょう。耐電手袋はトラスコ社のものがピチーっとして作業しやすいです。サンワサプライ社のものは、ややゆとりがあり脱着が楽です。
以上、分解方法でした。
ここまできましたら、あとは元通りにしてください。
静電気対策だけでなく、モニタ液晶に傷がつかないようにするための養生もしてあげてください。下にマットを敷いて下さい。
参考までに下記サイトより、マニュアルを入手できます。
http://gizport.jp/manuals/6798